(8)キャンピングカーの窓はアクリル?! その理由とすごさのお話
  • キャンピングカー情報
2022.01.20

キャンピングカーをはじめてレンタルされる方へ~キャンピングカーのアクリル窓をご紹介!

 

男性は、技術的なことや、構造や仕組みなどテクニカルなことが好きな脳を持っているのだとか。

キャンピングカーの結露しない窓「アクリル窓」について、テクニシャン川南がお伝えします!

 

 

 

Contents

 ①キャンピングカーにアクリル窓が使われている訳

 ②キャンピングカーのアクリル窓の種類と取り扱い方法

 ③網戸とシェードの操作方法

 


 

①キャンピングカーにアクリル窓が使われている訳

 

 

一般的な車の窓は、ガラスですよね。

クルマには、「合わせガラス」「強化ガラス」と呼ばれる安全ガラスが使われています。

キャンピングカーの運転席部分のフロントウィンドウや、運転席と助手席の横にあるサイドウィンドウにも、もちろん安全ガラスが使われています。

しかーし、運転席部分から後ろ部分のリビングスペースや就寝スペースなどの車両中間から後方の窓は、ガラス製ではなくアクリルの窓が多いんです。

なぜならば、アクリル二重窓には3つのメリットがあるからと言われています。

  1. 断熱性・遮音性が高い
  2. 軽い
  3. 割れにくい

 

1. 断熱性・遮音性が高い

アクリル板は、ガラスに比べて熱伝導率が低いので断熱性に優れ、また遮音性がかなり高いそうです。確かにキャンピングカーの中で寝たり過ごしたりするわけですから、居住性を重視する点は非常に重要です。冬に車内を暖かくして寝ても、朝起きたら窓に結露がしている、ということはほぼないです。

 

2. 軽い

キャンピングカー内は、先にお伝えした通り、冷蔵庫、FFヒーターやシンクには水のタンクなどの家電や家具を搭載しています。キャンピングカー全体を覆うボディの架装があって、人と荷物が乗る計算で作られるとは言え、3トンとか4トンもの重さになります。アクリルは、ガラスよりも軽いので、車重を軽くすることに貢献しています。また、車の比較的高い部分にある窓を軽くすることで、車の走行安定性にもつながります。

 

3. 割れにくい

キャンピングカーは車高が高いため、横風を受けたり、急カーブを曲がったりするとバランスを崩しやすくなります。万が一の横転や事故の際にも、アクリル窓であれば割れにくく、ひびが入ったり、割れたりしても飛び散ることがないのでガラスのように怪我をするリスクを減らすことができます。

 

メリットばかりでもないんです!

アクリル窓のデメリットは、

  1. 劣化による交換が必要
  2. 値段が高い

 

技術が日進月歩進化しているとは言え、アクリル窓はガラスに比べて劣化しやすく、また値段が高いです。

ですので、ご利用頂くお客様には、窓はレディを扱うように優しめにお願いしますね!とお伝えしています。

旅の道中に壊れてしまっては、修理費用が掛かってしまうし、テンションが下がってしまいますからね。

 

 


 

②キャンピングカーのアクリル窓の種類と取り扱い方法

弊社のキャンピングカーのアクリル窓は、2種類あります。

1)スライドウィンドウ(アミティ2)

住宅の引き違い窓と同じ仕組みで、クレッセントを解除して、横にスライドさせるタイプです。

 

 

2)押出窓(セレンゲティ、アミティ1)

内側の窓ロック(2つ、大きな窓には3つ、4つの場合もあり)をすべて解除して、ゆっくり押し上げて開けるタイプです。

押し上げると窓を支えているステーという支持棒がロックされ、窓が固定されます。

 

 

 

≪ 注意点 ≫

 × 押出窓の開閉は、ゆっくり行う。

 アクリル窓の開閉時に、ゆっくりと操作をしなければ、車両に取り付けている窓の引っ掛かり部分がはずれて落下してしまうことがあります。

 × 窓を開けたまま走行しない。

 運転席と助手席以外のアクリル窓を開閉したまま走行すると、砂ホコリや雨天時は雨が車内に入ってくることがあるのと、アクリルウィンドウが走行時の振動で落下する可能性がある為、運転前点検として窓が閉まっていることを確認してから運転して下さい。

 特に、押上窓は開けたままの状態で走行すると、他の車両に接触する可能性がありますので、必ず閉めましょう。

 

 


 

③網戸とシェードの操作方法

アクリルウィンドウには、網戸とシェードが取り付けられています。

網戸は停車時に夏場など車内の換気の為、シェードは夜間の就寝時などに閉めると外部から遮断されプライベートが保たれます。

 

【操作方法】

網戸は、上部の網戸を下にスライドさせる。

シェードは、網戸を一度下げてロックさせてから、ロールシェードの中央部のつまみを両側から押しながら、上部にスライドさせると固定されます。

 

 

もう1種類、網戸とシェードがマグネット式の物は、簡単に上げ下げできます。(アミティ2の場合)

 

 


 

キャンピングカーの車窓から、外の景色を眺めると、

普通車と違って、ホテルの一室から眺めているような、とても神秘的な気持ちにさせてくれること、間違いなしです!

キャンピングカーをレンタルして、非日常を体感してみてください!

 

キャンピングカーの達人、川南でした。

 

 

 

新千歳空港への配車、引き取りも行っております。

北海道キャンピングカーレンタル

お問い合わせは、下記HPの「お見積り・ご予約ページ」から!

https://tomo-campers.jp/

TOMO CAMPERS(トモキャンパーズ)